「5歳までにやっておきたい本当にかしこい脳の育て方」茂木健一郎

読書
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今回は茂木健一郎さんの「5歳までにやっておきたい本当にかしこい脳の育て方」を解説していきます。キーワードは「ドーパミン」「熱中」「宝さがし」です!

では、見ていきましょう。

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「ドーパミンとは?」

ドーパミンは「脳内報酬」とも呼ばれ、何かに熱中するときに出る物質です。

これが出ている間、脳は快感を覚えます。

人間の脳は3歳までに80%完成します。

脳を賢くするために親ができることは「0~5歳の間にドーパミンを出す回路を作ることです。」

では、ドーパミンはどのように出すのでしょうか?

熱中できることをさがす

これは本書では「宝探し」と表現されています。

0~5歳の期間に夢中になるものを見つけることができ、没頭することができればドーパミン回路を作ることができます。

「夢中になれるミッションを見つけて実現に向けて脇目もふらず、進む力」はドーパミンによるものです。

これは、天才と言われる人たちを見ていてもわかりますね。ビル・ゲイツは幼いころから読書に没頭します。親から夕食時は読書を禁止されるくらい没頭します。

彼はプログラミングに出会い対象を読書から転換します。このように幼いころに没頭した経験があると年を重ねてからも何かに熱中することができるのです。

教育を更新していく

日本では標準教育と言われる小中高大学へ行くことが普通とされていますが、他の国ではそうではありません。だんだんと日本も教育をアップデートしていかないといけません。

何かを座学で学ぶだけが、勉強ではないのです。

これからは、学びたいことを自分で探して熱中して追求することが求められます

幼いころから没頭することの大切さがわかるね

Pay Pal創業者 ピーター・ティールの話

彼は、教育プログラムを行っており、起業したい若者などを対象に年間20人の人に10万ドル(約1100万円)を2年間支給するということを行っています。

このプログラムの参加条件は「大学へ行かないこと、大学に行っているものは辞めること」です。

彼の意見では「大学は費用も高く、時間の無駄」ということです。

彼自身、大学へは行ったものの卒業後に「何をしていいか」わからず、大学院に進みます。

若者にこのような思いをさせないためのプログラムです。

偏差値教育の終わりを象徴するようなプログラムですね。

どのように「熱中できるもの」をさがすか

これは「遊び」を提唱しています。子供は遊びと、そうでないモノの区別はありません。

なので遊ぶながら学んでいます。

その過程で子供のやりたいようにやらせることが大切です。身の危険以外は、やらせてあげましょう。

禁止することは学びの阻害になります。

また、「知りたい」という欲求も阻害してはいけません。

子供が知りたがっていたら、一緒に調べてあげる、調べることのできる環境を作るなど全力で協力してあげましょう。

「発明王」のエジソンは学校では質問ばかりしていて、教師から好かれていませんでした。

母親のナンシーはエジソンを家で教育します。一緒に調べ物をしたり、「なぜこれが好きなの?、興味があるの?」など問いかけたりして、「学びたい欲求」を阻害することはありませんでした。

ナンシーのように接することができれば、最高ですね!

英語はどうやって勉強したらいい?

子供をハーバード大学やスタンダード大学で通用するように賢くしたいなら、小学校6年生で英検1級の実力が必要なようです。

タイミングとしては、母語を学ぶのと同じタイミングで始めるといいようです。

親ができることとして紹介されているのは、「英語での読み聞かせ」です。

下手でもいいので、人間が実際に話して読み聞かせることに意味があるようです。

またSNSで外国の友達を探して話す練習をする、オンライン英会話を利用するなど、たくさんのサービスがあるので是非、活用してください。

まとめ

子供を育てるうえで茂木さんが何度も言っていたことは「他の子と比較しない」ということでした。

一人一人の個性や趣味嗜好、成長スピードは異なります。なので他の子と比較せずに自分の子をしっかり見るようにすることの重要性を学びました。

かなり勉強になる書籍です。茂木さんの子供時代の話も面白いです。

是非、読んでみてください!

Kindle unlimitedでも読めます‼ 最後まで読んでくれて、ありがとうございます!

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