2020年度から、小学校での英語教育が大きく変わり、「英語」が教科化されました。
それにより、「うちの子の英語、大丈夫かな?」「家庭でできることって何だろう?」と不安に感じる保護者の方も多いのではないでしょうか。
この記事では、小学生の英語教育について、家庭でできる学習方法とおすすめ教材を、現役教師の視点からわかりやすく解説します。
1. 小学生の英語教育、いつから始めるべき?

英語教育を始めるタイミングに「正解」はありませんが、言語習得の観点からは「できるだけ早く」が理想的です。特に小学校低学年までは、耳が柔軟で、正しい発音やイントネーションを自然と吸収しやすい時期です。
ただし、焦る必要はありません。大切なのは「英語って楽しい!」という感覚を育てること。
まずは親子で英語に触れる時間を少しずつ増やしていきましょう。
2. 家庭でできる英語学習の取り組み方
2-1. 日常に「英語の時間」を取り入れる
忙しい日々の中でも、英語の時間は毎日5〜10分でOK。例えば:
- 朝の準備中に英語の歌を流す
- 夕食後に親子で英語の絵本を1冊読む
- 寝る前に英語のアニメを観る
「続けること」が何よりも大切なので、無理のない範囲で生活に英語を取り入れましょう。
私が使っていてお勧めできるのはディズニー英語システム。出てくる単語、文法は高校生でも使えます。
よかったらこちらも覗いてみてください!
2-2. 親が英語を話せなくても大丈夫!
「自分は英語が苦手だから教えられない…」という親御さんも多いと思います。でも大丈夫。
親ができるのは「学ぶ環境を整えること」。今はアプリや動画など、優秀なサポート教材がたくさんあります。
2-3. 楽しむことを最優先に
小学生の時期は、英語力の向上以上に「英語に対するポジティブな感情」が大切です。
「やらされてる感」があると、逆に英語が嫌いになってしまうこともあります。
ゲーム感覚で楽しめる教材や、好きなキャラクターが登場する動画などをうまく使っていきましょう。
3. 小学生におすすめの英語教材5選
ここからは、家庭で使いやすく、子どもが自発的に取り組みやすいおすすめ教材をご紹介します。
① 【アプリ】英語アプリ「Lingokids」
対象年齢:3〜8歳
歌やゲーム、クイズ形式で英語に触れられる人気アプリ。内容がとてもカラフルで、子どもが夢中になります。無料でも十分楽しめますが、有料版ではより多くのコンテンツにアクセス可能。
② 【絵本】「ORT(Oxford Reading Tree)」シリーズ
イギリスの小学校でも使われている定番英語絵本。レベル別に分かれており、英語初心者にも優しい構成。日本語訳がついていないため、親子で絵を見ながら想像力を働かせて読む楽しさがあります。
③ 【動画】「Super Simple Songs」(YouTube)
英語の童謡をかわいらしいアニメーションで楽しめるYouTubeチャンネル。
リズムがよく、発音もクリアなので、自然と口ずさむようになります。保護者にも人気。

歌で英語を勉強できるのはいいね!
④ 【カード】「くもんの英語カード」シリーズ
視覚と聴覚を使って単語を覚えられるカード型教材。イラスト付きで、遊び感覚で学習が可能です。「動物」「食べ物」などテーマ別になっているのも嬉しいポイント。
⑤ 【通信教材】「こどもちゃれんじ English」
ベネッセが提供する幼児〜小学生向けの英語通信教材。DVDやおもちゃがセットになっており、飽きずに学べる工夫がいっぱい。特に小学校低学年の子どもにおすすめ。
4. 続けるためのコツは「親子で楽しむこと」

どんなに良い教材でも、子どもが「楽しくない」「わからない」と感じると続きません。
子どもが楽しんでいる姿を見て、親も「一緒にやってみようかな」という気持ちになれると、学習はうまくいきやすくなります。
また、進度やレベルにこだわりすぎず、「英語に触れる時間が増えた」「英語のフレーズが1つ言えるようになった」など、小さな成長を大切にしていきましょう。
5. まとめ
小学生の英語教育は、早く始めれば良いというものではなく、「継続」と「楽しさ」が何より大切です。家庭でできる工夫はたくさんあります。
今回紹介した教材や学習方法を参考にしながら、ぜひ親子で一緒に英語の世界を楽しんでください!
英語は「知識」ではなく「コミュニケーションのツール」。
子どもたちが将来、自信を持って世界とつながれるよう、今から一歩ずつ取り組んでいきましょう!
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