社会人になってから「英語の資格を取りたい」と思ったとき、まず候補に上がるのがTOEICと英検準1級ではないでしょうか。
どちらも有名な英語資格ですが、目的や立場によって「どちらがより有利か」は変わってきます。
この記事では、TOEICと英検準1級の違いやそれぞれのメリットを解説しながら、立場別にどちらを選ぶべきかを紹介します。
TOEICと英検準1級のざっくり比較
項目 | TOEIC(L&R) | 英検準1級 |
---|---|---|
評価される技能 | リスニング・リーディングのみ | リーディング・ライティング・リスニング・スピーキング |
有効期限 | 2年間 | 有効期限なし(合格は一生有効) |
スコア形式 | 点数(10〜990点) | 合格/不合格(CSEスコアあり) |
試験時間 | 約2時間(マーク式) | 約100分+2次試験(面接)あり |
難易度 | 比較的易しい(点を取りやすい) | 難易度高め(高校卒業〜大学レベルの語彙) |

けー
比較すると結構違うね
社会人の立場別|TOEICと英検準1級どちらがおすすめ?
【1】一般企業で働いている or 転職活動中の人 👉 TOEICがおすすめ
- 多くの企業がTOEICスコアを採用や昇進の判断材料として使っている
- スピーキングやライティングが苦手でも高得点が狙いやすい
- 短期間で結果が出しやすく、学習成果が「点数」でわかりやすい
おすすめライン:
- 600点:履歴書に書けるレベル
- 730点:中堅企業のグローバル部門で評価されやすい
- 800点以上:外資系や一部の大手企業でアピールできる
【2】教育系(英語教員・塾講師)を目指している人 👉 英検準1級がおすすめ
- 教育業界では「英検準1級以上」を求められるケースが多い
- 英作文や面接など、アウトプット力も問われるため実力証明になる
- 英検は合格すれば一生有効なので、長期的なキャリアに有利
- 面接対策やライティング対策は、授業でも応用できる
【3】とにかく「履歴書に書ける英語資格」が欲しい人 👉 まずはTOEIC、その後英検準1級
- TOEICは結果が早く出て、企業での評価がわかりやすい
- ただしTOEICには有効期限があるため、長期的には英検準1級が有利
- TOEICで基礎力を確認したあと、英検準1級で本格的な英語力を証明するのがおすすめ

けー
有効期限の有無は個人的には大きな差かな〜
【4】今後、海外勤務や英語での会議を目指す人 👉 両方取得がおすすめ!
- TOEIC:実務的な英語力の証明として即効性あり
- 英検準1級:話す・書く能力も問われるため、実践力が評価される
- 両方あると「点数+実力」のバランスが良く、説得力が増す
まとめ|目的に合わせて使い分けよう!
あなたの目的・立場 | おすすめ資格 |
---|---|
一般企業での転職・昇進を目指す | TOEIC |
英語教師・塾講師・教育関係で働きたい | 英検準1級 |
資格を長期的に活用したい | 英検準1級 |
数字で実力をアピールしたい | TOEIC |
英語4技能すべてを鍛えたい | 英検準1級 |
実践的な英語力を幅広く証明したい(海外含む) | TOEIC+英検準1級の両方 |
最後に
TOEICも英検準1級も、正しく学習すれば必ずスキルアップにつながります。
大切なのは、「どちらが上か」ではなく、あなたの目的に合った資格を選ぶことです。
「まずはTOEICでスコアを取りたい」「次は英検準1級に挑戦してみようかな」
そんな段階的なステップアップも、社会人には非常に効果的です。

けー
過去問を見て得意そうな方から受験するのも良いかもね!
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