最近読んだ一冊です。
皆さんは読んだことありますか?
私の1発目の感想
『つ、釣りがしてえ笑笑』
薄っぺらい感想ですが、本当に読み終わった後は釣りがしたくなります。
内容
内容をざっくりと紹介していきます。
場面はキューバです。サンチャゴという漁師の老人が漁に出て80日以上、魚が釣れないというとこから始まります。
サンチャゴはある日漁に出るのですが、久しぶりに大物がかかります。
2日間ほどカジキと戦います。
睡眠時間を削り、体もボロボロになった末に、ようやく釣ることができました。かなりの大物でした。
ここで有名なセリフが出ます。
『だが、人間、負けるようにはできていねぇ。ぶちのめされたって負けることはねぇ』
私的には2日もサカナと格闘するとは考えられませんが、サンチャゴの精神力はすごいですね。
その後、ハバマの港に戻るのですが、サメの襲撃に遭います。
港に戻ることには、カジキは骨だけになってしまいます。
最後、老人はこんなセリフを残します。
『負けてしまえば気楽なものだ。こんなに気楽だとは思わなかった。さて何に負けたのか。』
先程のセリフと対極ですが漁を通して老人の変化を知ることができます。
感想
この本の面白いところは、海上でのシーンでは登場人物は老人のサンチャゴのみです。
セリフはサンチャゴの独り言、魚や鳥への声かけです。
骨だけのカジキは海辺に置いておかれるのですが、観光客がそれをみてサメと勘違いします。
このように、せっかく釣った魚がサメに食べられ、最後には観光客にも勘違いされてしまうというオチで話は終わります。
老人の強さは常人を超えていますよね。本の中でこんなエピソードがありました。
若い頃、バーで黒人と腕相撲の勝負をしました。
老人が勝ったのですが、なんと勝負をしていた時間は1日。
考えられませんよね。笑
この頃から心身ともに強靭なようですね。
負けず嫌いの老人のようですが、カジキを釣り、港への帰り道でサメの襲撃に遭います。
そこでもプライドをかけて戦うのですが、疲労もあり負けてしまいます。
きっと若い頃のサンチャゴなら大変悔しがったでしょう。
しかし、この時彼は負けを受け入れます。
この姿に私はかっこいいなと感じました。
結果より、しっかりと全力を尽くして戦ったと言う事実が彼にとってはより大きかったのでしょうか。
歳を取り、たくさんの経験をしてたどり着くのがその境地なのかなと感じました。
かっこいい老人ですね
最後まで読んでくれてありがとうございます!
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