出口治明 「考える」の始め方 まとめ

読書
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私の大好きな出口さんが新刊を出したので早速読みました!!

もう何冊も読んでいるので何を書いているのかは大体想像はつきますが、その中で毎回発見があるのが出口さんの本のいいところです。今回は「考える」の始め方ということで、どのようにすれば考えることができるのかという内容です。

みなさんも今まで「考えろ」と言われたことはあるのではないでしょうか?

この本を読めば今までとは違った視点で「考える」を見ることができます!

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多様性

現在は多様性の時代です。多様性になると組織が強くなるので必然的にそうなる
それなので自分で考えることが求められる。自分で考え、自分の言葉で説明していくこと
が必要になります。

数字、ファクト、ロジック、図に基づいて発信していくことが求められます。

これらはどの文化、人種でも共通です。

考えるの3ステップ

考えるとは問いを持つことから始まります。

以下がその3ステップ。
①目の前にある違和感を逃さない、②疑ったルールや事象に対して「なぜ」「どうすればいい
か」を考える。③おかしいと思ったら声を上げて説明する。


高度経済成長期は体育会系の人材が求められていました。上司の言うことを聞くだけでよかっ
たが、現在の産業構造は変化しており、ITやwebサービスになっています。

このような産業で成果を出すには上司のいうことを聞くのが大切なのではなく、いいアイデアをだすこと。このような場面でも考える力は求められている。

考えることができる人が活躍できる社会に変化してきています。

考えるテクニック

1 そもそも「~とは何かを考える」。


消費税は高いほうがいいか、低いほうがいいか 「そもそも税金とは?」
このようにすることで原理原則がわかります。そしてそれに背いている場合は間違っていると
わかります。

2 勉強で学ぶ ~地政学で考え方を学ぶ~

勉強は知識ではなく、考え方を学ぶ宝庫である。大人に向け出口さんがおすすめしている
ものは「地政学」です。

地理という地球の前提(大きさ、形、どこにあるか、何が採れるか)、そして歴史の関係性を学ぶ学問。与えられた前提をもとに正しく状況を把握して考える力がつきます。


出口さんもAPUに就任した際は手持ちのカードや強み(前提)を把握し、どのような大学
にしていくかを考えたそうです。

私も早速、YouTubeで地政学の動画を見ました笑 なかなか面白くて知らないこともたくさんあったのでメルカリで本も買ってしまいました、、笑

3 タテ、ヨコ、算数


タテとは「歴史の時間軸」人間の脳は1万年ほど全く進化していないので昔の人の考え
であっても参考になる。

ヨコとは「ほかの国ではどうしているのか」

数字は「誰が見て考えても同じ結論に至るデータ」

これらの3つは考えるとき、物事を判断する際に基準や材料になります。

「考える」を阻害するアンコンシャス・バイアス

考えることを阻害しているのはアンコンシャスバイアスです。
アンコンシャス(unconscious)=無意識の  バイアス(bias)=偏見

これをなくすことができれば「考える」のスタートラインに立つことができます。


人間は考えるときに今までの習慣などをベースに考えるのでそれがバイアスになります。

人間の習性ではあるものの、自分の考えにはバイアスがかかっているということを知っておく
ことが大切です。

なぜ自分がこのような考えに至ったのかを考える。そうすることで自分が何から影響を受け、そのような判断・偏見に至ったのかを知ることができよりフラットに考えることができます。

個人差はグラデーション


「個人差はすべての差分を超える」というのがグローバルスタンダードになっているよう
です。

男女など分けずに、100mが速い順、器用な順など80億人を並べるイメージです。

何を基準にするかで順番が変わるのです。


このように個人はグラデーションになっていると知ることはアンコンシャスバイアスを無
くす1つの考え方になるのではないでしょうか。

アンコンシャス・バイアスの対応策

アンコンシャス・バイアスの対応策は「ヒト、本、旅」で勉強すること。

これは出口さんが何回も言っていることですよね。


この中でも一番印象に残っているのは出口さんが「1歳でも若いうちに旅に出たほうが良
い」
と強調しているところです。

若いうちは体力も気力もあるので行動しやすいというのが1点。

そしてバイアスをなくすためにも早めに刺激を入れておいたほうがいいというこ
とを言っていました。

お金が貯まったらではなく、思い立ったらすぐ行きたいものですね。

考えるスタートラインに立ったあとにすべきことは、行動を起こすこと


ここで出口さんは消費選択、寄付、贈与などのお金による行動と選挙、声を挙げる(ハラ
スメントなど)、逃げる(ブラック企業を辞める)
などを例にしています。

まとめ

今までの思考法に加え、「〜とは何か」「地政学で訓練」など具体的にできることが書かれていた印象です。これなら実践できそうですよね。「考える」を毎日できれば1年後にはかなり有望な人材になっていそうですよね。

私もまずは地政学で考える練習をし、日常の出来事ニュースなどを利用して様々なことを「考える」ことをしていきます!


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