私も30歳に近くなり、そろそろお酒との距離感や飲み方を考えようかなと思い始めたのでこの記事を書くことにしました。YouTube大学で中田敦彦さんが垣渕洋一が書いた「そろそろ、お酒やめようかな」と思ったときに読む本を解説していたのでそれをさらに要約しました。笑 ぜひ参考にしてください!
酒は百薬の長はウソ
皆さんも一度はこの言葉を聞いたことがあるのではないでしょうか。実はこれは真実ではなく「新」時代の中国まで歴史を遡ります。皇帝であった王莽が財政を向上させるために酒税を徴収するために考えた言葉だったのです。ここまで残るキャッチコピーはすごいですよね笑 なので、実際には体にはいいわけではありません。
アルコール=薬物
アルコールは合法ですが、依存性がかなり高いです。動物実験の結果ではニコチンよりも依存性が高く、いつくかの違法薬物と同程度の依存性があるようです。ここからわかることはヤバさは合法かどうかではなく社会情勢などで決まるので自分で考える必要があるということです。海外では野外でお酒を飲むことができないところがるなど、規制が厳しいところもあります。日本でもそうなる可能性は十分にあります。
なぜやめるべきか
この本では7つ紹介されているようですが、中田さんが4つ厳選しているので以下4つを紹介します。
睡眠に影響が出る
アルコールを分解する時にアセトアルデヒドという物質が生成されます。これには興奮作用と利尿作用があり、それにより睡眠に影響が出ます。
体重
アルコール60グラム=430kcalといわれています。なので、アルコールを摂取しながら食事を摂ればもちろん体重が増加していきます。
老化
これも原因はアセトアルデヒドです。アセトアルデヒドは体内に炎症を起こします。これに対応するために体は働きますが、それにより老廃物の処理ができず、老化がすすみます。
重病
これも原因はアセトアルデヒドで、細胞のDNAを傷つけます。これががんの原因にもなります。また、利尿作用により体内の水分が減ることで血液に関係する病気の原因にもなります。
危険度チェック
依存度の危険度を3つに分けると以下のようになります。
レベル1 は月1-2回の機会飲酒、レベル2は週3-4回の習慣飲酒、レベル3は依存症です。
レベル2とレベル3の境界線は曖昧なので本書ではレベル2は依存症予備軍として紹介されています。依存症でも会社で普通に勤務したりと、テレビで見るような酒飲みのような姿とも限らないところが依存症の怖いところです。また、アルコール依存症は薬物とは違い依存症になるまでの期間が長く40-60代が多いと言われています。
依存症になりやすい性格
頑固、完璧主義、優等生、ハマり症です。つまり、誰にでもなる可能性があります。そして、ストレスを感じやすい人や能力がある人が特になりやすいようです。
依存症の兆候
依存症には以下4つのサインがあります。「昼から飲みに行く」、「酒を飲まないとやることがないと考える」、「喪失感を感じる」、「罪悪感を抱く」、です。
喪失感を感じる理由はドーパミンが原因です。脳から出る快楽物質であるドーパミンは努力をして成功した時にでる物質です。ですが、アルコールを飲めばドーパミンが出るのでなかなかやめれなくなります。これは砂糖も同様です。
どうやってやめるか
やめるときに必要なのは「やめると宣言する」ことです。こうすることで、誘いを断りやすくなります。1人でやめようとするとなかなかできません。宣言することで周りの人が協力してくれる可能性もあります。
また「記録する」というのも有効です。いつ酒をやめたか、その時の体の状態などを記入します。依存症になる人の性格上、記録することには向いているようです。人は何かを始める時、最初の2週間が大変なのでまずはそこを乗り切りましょう。そして、90日経つと習慣がインプットされ定着します。
教育と環境
アルコールは薬物であり、国家が認めているという歴史を知ること、そして科学的な部分を見ることが大切です。これらを子どもたちのような飲酒をする前の人たちに教育していくことで飲酒の危険性や距離感を知ることができます。
タバコに関してはで危険性が教育されているので若い世代では吸う割合が減っています。テレビのスポンサーなどになっているお酒メーカーもたくさんあるので、なかなかメディアでは知ることができないかもしれないので知る機会を整えることも必要かもしれません。意志ではなく環境を整えることが大切です。
まとめ
以上が中田敦彦さんの禁酒動画をさらにまとめた記事になります。私自身、知っていることもありましたが改めてまとめることで酒との付き合い方を考える大きなきっかけになりました。禁酒までも行かなくても、回数を減らす、リスクを知って飲むようにしようかなと思います。少なくとも毎日飲んだり、2日酔いになるまで飲むのは絶対にないかなと思います。節約の観点からも効果は大かなと思います!
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