今回はバスケのコーチを始めたばかりの人に向けて書いた記事です。
プレイヤーとコーチでは全く考え方が違います。
なので経験のないあなたでも大丈夫。勉強次第でなんとでもなります。
バスケの経験がないけど部活の顧問に任命された人もいるかもしれません。
見方がわかればバスケの試合も面白くなりますし、深く楽しめるようになります。そして指導する時も何を指導する場良いのか見えてきます。
うまい選手の動きを見る:個人スキル
最初は主にオフェンスになると思いますが、名前を聞いたことがあるような上手い選手の動きを見ましょう。
この時に見て欲しいのは、ボールをフリーでもらう方法、ドライブのコース、シュートの決め方、ボールをなぜ取られないのか、が例に挙げられます。
ディフェンスのを見る
相手のディフェンスが何をしているのかを見ます。
マンツーマン、ゾーンのどちらかなのかを確認します。
そして、自分のチームで取り入れているDFと何が違うのかを見ていきます。どこを止めようとしているのか、インテンシティー(強度)はどうか、個人のディフェンススキルはどうかなどです。
バスケットはDFを強化しないとチームとしても上には上がれません。
地味ですがDFを見る癖をつけるとバスケを見る目も向上していきます。
個人のDFスキルはPatrick Beverley(パトリック・ベバリー)、Jrue Holiday(ジュルー・ホリデー)、Luguentz Dort(ルゲンツ・ドート)がおすすめです。
オフェンスの形を見る
これには2種類あります。先ほど紹介したように個人のスキルを見ることと、チームの動きを見ることです。
チームの動きの例としては、セットオフェンスのように何度も発生しているオフェンスパターンを観察します。
何を狙っているオフェンスなのか、そして自分のチームに取り入れることができるのかを考察していきます。
ポイントガードがコールをしていない状態で使われているレギュラーオフェンスなども参考になるのでぜひ見てみてください。
よく使われる動きはこちらです!参考にしてみてください↓↓
アウトナンバーを見る
アウトナンバーとはオフェンスが数的に優位になっている状態です。(2-1,3-2,4-3など)
これはレブロン・ジェームズ(レイカーズ)がPodcastで言っていたことです。
「バスケは1人のOFがDFを抜いて、ヘルプが出れば4-3ができる。そこでどう動くかが重要である。」ということです。
これが見える選手は”バスケが上手い”と言われる選手です。
1-1や3ポイントが入る選手ではなく、センスがあると言われる選手はこの4-3が見える人です。試合を見ていると、どこのチームもこの4-3のアウトナンバーを作って攻めよとしているのがわかると思います。
日本代表がフリーで3ポイントが打てるようになったのは素早いガードがドライブでDFを破り、4-3を作ることができるのも理由の1つです。
点差とやっていることを見る
コーチとしてゲームをコントロールしないといけないタイミングも試合ではあると思います。
ポイントガードに時間と点数差を考えさせるためにもまずはコーチが試合を見て勉強しないといけません。
ピリオドごとの終わり方、僅差で負けている時や、時間をかけて攻める時など、細かいところまで見るようにしましょう。
2 for 1
バスケは24秒以内に攻めないといけません。
4ピリの終盤で34秒でOFがボールを保持している場面。仮に30秒時点でシュートを放ち、外れて相手がリバウンドを取ったとします。
しかし相手は24秒以内に攻めないといけないので、相手のシュートに対してリバウンドが取れれば6秒間のOFの時間が回ってきます。このようなプレーを2 for 1といいます。
かなり極端な例ですが参考までに↓↓
プロの選手の実況を参考にする
最近では、田臥勇太選手などレジェンドプレイヤーたちが実況をしてくれるようになりました。このプレイヤーたちの解説を聞きながら見るとかなり勉強になります。
この選手たちが「ナイスプレー!」と興奮している場面には特に注目です。
もし、なぜナイスプレーかわからなければ、そこに大きなヒントが隠れています。
パリオリンピック2024で日本vsフランスの解説は元NBA選手の田臥勇太さんでした。
彼は解説の中で「ディフェンスを仕掛けた後のオフェンスは得点につながりやすい」とナイスDFの後で解説していて、その後本当に日本の得点につながりました。
同じ認識でバスケを見ることができるようになれば、かなりのレベルに到達できるでしょう!
まとめ
以上が、バスケの初心者コーチが試合で見るべき点です。
たくさん紹介しましたが、まずは1つ実践してみてください。同じ試合を何回も見ても勉強になります。FIBAを見てもいいです。
YouTubeを探せば沢山の試合動画があります。
NBAを見てもいいですが、ルールが少し違うので個人的には高校バスケ、大学バスケ、FIBAがおすすめです。まずは1試合見てみてください!
FIBA公式チャンネル↓
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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