『それから』夏目漱石 無職だけどかっこいい男

読書
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遂に、読み終わりました。

私はこの本を社会に対する苦言と恋愛小説だと思ってます

考えさせられる点も多く、お勧めできる1冊です!

ざっくり内容を解説します

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内容

主人公の代助は高学歴な無職です

毎月、親からの仕送りで生活しています

父も兄も代助を心配してなぜ働かないのかを何度も質問します

代助は働けないのではなく、あえて働いていません

なぜ働かないのか

代助は父から国のために働くように言われますが、なかなか気が乗らない

そして、本の中でこのようなことを言っています

「あらゆる神聖な労力はパンを離れている」

つまり、食べるために働くのはいい仕事ができないと彼は考えていました

そこで、あるシェフの話を例に出します

シェフは王様に最高級の食事を出しましたが、王はそれを気に入りません

シェフは王が気に入りそうな2流の食事を提供します

王は喜びそれを食べます

ここで言えるのはシェフは最高級の仕事をすることを、お金のために放棄したということです

これが代助の言い分です

これは、かなり考えさせられますよね〜

働かないと食べていけない

でも、それが目当てだといい仕事はできない

これは、本多静六さんも同じようなことを言っていましたね

恋愛編

ここで内容に戻りますが、そんな無職の代助にも父が用意した縁談が何件かありました。

しかし、代助は全て断ります。

理由は、想っている人がいたからです

その人は数年前に自分が仲人をして、結婚をした三千代です。

三千代は平岡と結婚したのですが、平岡は代助の学生時代の友人です。

平岡は結婚後、北海道に行ったのですが東京に戻り再び代助と再開します

そこで、代助は平岡と三千代の夫婦仲があまり良くないことを知り、結婚をさせたことを後悔します

結局、代助は三千代に自分の想いを伝え

平岡にも三千代と別れて欲しい旨を伝えます

それが、代助の家族に伝わり代助は家族から縁を切られます

代助は全てを失いました

これが内容です

すごく深い内容です

社会のルールとして、他人の妻をとることは認められません。

また、代助の身分は無職です

この時代に自分を通してこれができる代助はかっこいいと私は思いました

かなり社会の規範を外れた男の話ですが、みなさんも心の中にこのような思いがあったことはありませんか?

私は、「働きたくない」とは常に思ってます笑

社会のルール、同調圧力に対して何かを言いたかったのではないかと私は感じました

みなさんはどう思いますか?

気になった人は是非読んでみてください!

最後まで読んでくれて、ありがとうございます!!

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