今回は、ミヒャエル・エンデさんの書いた児童文学「モモ」を解説していきます!
この本は忙しい現代社会に生きる皆さんに是非読んでほしい本です😄
モモは主人公の小さな女の子の名前です。
また、この本は児童文学なので内容も読みやすいですが、かなり深い内容です!
内容
ゆっくりと暮らしていた人々のところに「灰色の人たち」が現れます。
彼らは時間銀行の職員で本の中では時間泥棒と書かれています。
灰色の人たちは、人々に無駄を省き時間を節約し、時間銀行に預けることを勧めます。
街の人々は、いままでの生活の無駄を省きせかせかとムダなく働きます。
床屋は雑談なしに髪を切り、ある人は恋人に会う時間を減らし、などなど無駄を省いていきます
モモだけはその流れに乗らずに、普段通り暮らすのですが周りの人々は忙しく暮らしモモは一人ぼっちになってしまいます。
最後は、モモがみんなの時間を取り戻し以前のように
時間がたくさんある暮らしをしていきます。
ざっくりまとめるとこんな感じです
キーワード『心』
無駄を省く行動をすることで人々の行為に『心』がなくなります。
掃除を丁寧にやっていた老人はせかせかと道路掃除をするようになります
また、自由に遊んでいた子供たちも『遊び方』を教わるようになり、自分で遊ぶことができなくなります。
やることが指定されたおもちゃで遊ぶようになり、『心』から楽しむことができなくなります。
結構、響きますよね、、
私たちの周りにも効率的な家電やスマホなどがあります。
仕事を効率よく、量をこなしていくと質が下がります。心を込めることも難しくなります
あえて、非効率なことをする、人と話すなど心を込めてできることを大切にしたいですね
これが人間らしい行動かなと私は思います
現代に生かすと、、、
この本を読んで感じたのは、現代も似たような境遇にあるように感じました。
周りを見渡すとみんな忙しく働いてます
そして、今は在宅ワークが導入されて仕事とプライベートの境がなくなり、自分らしく過ごす時間が減っています。
私が、読んだ村上春樹さんの小説の中で時間に関する興味深い言葉がありました。
『時間は膨張しない』というものです。
モモでも同じようなことを言っているのかなと感じました。
いくら時間を節約しても時間が増えることはありません。
忙しく短時間で終わらせても、その隙間時間を何かで埋めれば時間はできません。
休日があると、無理矢理にでも予定を詰め込みます。
これは、時間が増えたと言えるのでしょうか?
なかなか深いですよね〜
私は、今の仕事の時間を減らしてもう少し、自分と向き合う時間を増やしたいな〜なんでも思うことがよくあります笑
いまは、時間を奪うものがたくさんあります。
SNS、動画サービス、インターネット、ブログなどなどです。
あなたの時間には限りがあります!
お金のように大切に扱っていきたいですね😄
最後まで読んでくれてありがとうございます!!
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