何冊も出口さんの本を読んでるし、YouTubeにある公演も何十回も聞き、迷ったらメールをしてアドバイスをもらい、彼の番組にも出演し直接質問をさせていただいたこともあるので、彼が何をいうのか想像つきますが、買ってしまいました。笑
今回は、コロナウイルスの情勢を踏まえた本なので今後に活かせそうな一冊でした。
全部は紹介できませんが、私が気になった箇所を紹介していきます!
内容① 考え方
何かを考えるときはタテ(歴史)ヨコ(他の国はどうなのか)を参考にして調べていくと、同じようなケースが見つかり自分の課題を解決するのに役に立ちます。
例えば、日本の問題として保育園の足りなさが挙げられます。
保育園不足の問題はフランスから見れば、日本には空いている学校の教室があるので、そこを有効活用すればいいのに、、、と思われているようです。
なんとも斬新な発想です。笑
実際は、保育園は厚生労働省、幼稚園は文部科学省の管轄と省が違うので複雑ですが、参考になりますよね。
また、何かを論ずるときはデータを示すことの有能性も出口さんは示しています。例えば、2008年に行われた北京オリンピックです。記憶にあると思いますが、大気汚染が問題になりました。
その時に北京の大気に含まれる二酸化硫黄は当時の東京の約10倍と高い数値でした。
しかし、1964年の東京の数値は北京の1.5倍という、さらに高い数値でした。
1964年といえば東京でオリンピックが開催された年です。
このように数値を見ることでマスメディアに左右されず正しく判断することができます。
情報を鵜呑みにする前に検証することが求められるね
内容② 直感力を鍛える
直感力をトレーニングする方法として、とにかくインプットをする量を増やすと述べていました。
インプットとは自分に情報を取り込む行為です。本を読んだり、新しい経験をすることなどが挙げられます。
これに関してはアウトプットも大事なのではないかと思いましたが、彼の主張を聞き納得しました。
本など情報は頭に入れておくと脳のどこかに残っていて、必要な時にフラっと出てくる場面があるようです。
考えていなかったことが「いきなり浮かぶ」ことがありますよね。これが直感力だと思います。
どんなことが起きても、適切なものが出てくるようにするために、やはりインプットがまず必要なようです。この考えは面白いなと個人的に感じます。
考え方③ 「人生は終わりのないYes Noゲーム」
今回、出口さんが言っていたことで、面白かったのは『人生は終わりのないYes Noゲームであるということ』です。
確かにそうだなと共感できました。決断をしないといけない場面ってありますよね。
晩唐に詩人である李商隠という人物がいました。
彼は分かれ道の前に来るたびに、片方を捨てることが悲しくて泣いていたというエピソードがあります。
私も決断を迫られる際はそのくらいの気持ちで、していければいいなと思いました。
安定の出口さん
いつもと言ってることはあまり変わりませんでしたが、出口さんの言葉は勇気づけられるものがあります。
①インプットを増やす
②考えるときは客観的な指標をもとにして考える(歴史、他国との比較、数字)
③毎日の決断を大切にして生きる
緊急事態宣言など、制限が多い中ではありますが、出口治明の本を読んで元気をもらいましょう。
何かヒントがもらえるかもしれません。
かなり面白いです!
気になる方は是非
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