『幸福について』ショーペンハウアー 感想

読書
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かなり難解でしたが、なんとかショーペンハウアーの『幸福について』を読み終えました!

大事で心に響くところは沢山あったのですが、今回は私なりにまとめていきます!

キーワードは『私は何者なのか』『内部で楽しむ』です。

ショーペンハウアーは、幸福を自己の中で探すのは困難だが、それ以外に探すのは不可能である。と言ってます。

つまり、自己の中でしか幸福を得ることはできません

私たちは、よく『他人軸で生きる』ことがあります。

例えば、いい車に乗る、自分の意見を言ったら嫌われるからとりあえず便乗するなど

他人に気に入られることが優先になることがあります。

ショーペンハウアーはこれは幸福から遠いと言います。

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自分は何者なのか

他者から見てではなく、自分と向き合い自分は何なのかを確立すると、他人に左右されない自分を作ることができるようです。

これが幸福の1つの要因だと彼はいいます。

「自分の持っているもの」例えば、車、宝石、時計など本当の自分は判断されません

会社の地位、肩書で判断されるものでもありません。

自分と向き合い掘り下げていく

これは夏目漱石も言っていますが、大切なことなのではないでしょうか?

『退屈』

ショーペンハウアーは人間は退屈を感じると外部のものを求めると言っています。

確かに、退屈になると飲みに行ったり、友達とどこかへ行ったり、ゲームをしたりなどします。

しかし、ショーペンハウアーは自分の内側を磨くことが、内側で楽しむことができれば退屈は感じないと言っています。

例えば、本を読んで自分の想像力を楽しむ、自分の力を磨くなどだと思います。

私はスポーツや自分の好きなことを学ぶことにこれが該当するのかなと思います。

外部に依存することで退屈を凌いでいると、その対象がなくなると退屈を感じるようになります。

その退屈には終わりがなく、退屈を解決していることにはなりません。

『自分に向き合う、集中すること』これもキーワードですね。

ショーペンハウアーが言いたいのは、自分軸でしっかり生きること。

それに伴う退屈に対しては、自分を磨くことで解決することができるということでした。

私の気に入った彼の生き方

彼は、本当に当たり前のことが大切だと改めて教えてくれます。

例えば、人の意見には反対しない方がいい、焦らずに待つこと、知られたくないことは誰にも言わない、節制の大切さなとです。

全部、当たり前のことですが幸福や成功を目指す我々からすると抜けがちな項目なように感じます。

なかなか深いですね

彼は1800年代に生きた人ですが、人間の真理はいまと同じ感じがしますね

「生きる意味」

私も毎日考えることですが

「生きる意味、目的がわからない」ということを人間は考えます。

しかし、ショーペンハウアーはそんなものはないと言います。

人は目的を持って生まれるわけではない。

生きていく中で、やりたいことや意味を見出すことができるようで、それがわかるのは死ぬ前だそうです。

私も若くて悩むこともありますが、そんなことを考えるくらいなら内部を磨く方に時間を使う方がいいような気もします。

んー、なかなか正解がなくて難しいですね

みなさんは、どう思いますか?

人生を通して、何かわかるといいですね

26歳でこの本を読むことができてよかったです

最後まで読んでくれて、ありがとうございます😊

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